なんかTVでやってたので見た。
1度以上見たことはあると思うのだけど、久しぶりに見たので面白かった。
1度以上見たことはあると思うのだけど、久しぶりに見たので面白かった。
レッドキング、マグラー、チャンドラー、ピグモン、スフラン登場というリッチなお話。
ロケ地が確か福島県裏磐梯かどっかと聞いたことがある。
無人島の定点観測所に先発隊を送ったら連絡が途絶えたので、科特隊出動。
気象庁の依頼によってというあたりがシブイ。
ビートルが現場に着くと、冒頭からチャンドラーとレッドキングの流血バトル。
ドレぐらい流血かというと、チャンドラーがヒザからドクドク血を流してる所から始まり、弱ったところに腕折りを仕掛けるレッドキング、痛くて溜まらずチャンドラーがレッドキングの腕に噛み付くと、そこからも血がプシャー!
レッドキングは強烈な反撃として、チャンドラーの腕を捥ぎる。もぎる?マジで引き千切っちゃった。
こんなにエゲつなかったっけ。こりゃ今のTVじゃ放送できないよ!(してるってば)
カメラワークは怪獣を水平に捕らえる視点と寄り過ぎの視点が多くちょっと残念だけど、たまりに煽りがくるとやはりぐっと来る。フィルム撮影ならではの巨大感、粒子の荒れた感じのおかげのリアリティがある。
この戦闘を地中から見ていたマグラーとかは地底怪獣らしく地面から砂まみれで現れるし、煽りのカットが多く見栄えが良い。
そんなこんなでとりあえずの顔見せバトル(顔見せで腕ちぎられちゃうチャンドラーって;しかも出番終わり)が終了し、科特隊上陸。
科特隊のオレンジ色のコスチュームはどうにも派手だが、この後のウルトラシリーズを考えるとこれでも十分にフォーマルな印象。ネクタイ装備だし。
食虫植物(スフラン)に襲われるフジ隊員、イデ隊員だが、誰がどう見ても自分で草に巻きつかれているので、いろいろ残念な感じだが、ここをリアルに上手く処理してるのって見たことが無いや。
ビオランテ
植物怪獣の触手表現は鬼門だよなぁ。レギオン
んで通りすがりのピグモンの活躍で測候所の隊員を見つけたり、ピグモン死んだりと急展開が続くんだけど、ピグモン(ガラモン)のデザインはほんと秀逸だなぁと関心。やるせ無い感じが凄い。
ここでスーパーガンによるレッドキング銃撃シーンがあるんだけど、今見ると稲妻風ビームも全然カッコイイ。あれもっとショボかったイメージがあったけど。
スーパーガン自体はSFプロップの名銃100選上位に入れていいようなイカスデザインで、セーフティ外すと銃身が出てくるとかかっこよすぎる。
スパイダー(アラシが持ってる大型銃)の印象が強いが、スーパーガンはいいものだと再認識。
んで、そうこうしているうちにウルトラマンがレッドキングを首投げで倒して終了。
首投げですよ。
今回の戦闘は、岩なげたり殴ったり噛み付いたり腕千切ったりとやたら肉弾戦だけどシメは首投げ(フライングメイヤー)。
超ストロングスタイルですよ。光線技無し。
大雑把な見ながら感想としてはこんな感じだけど。
これ、無人島に測候所たてて観測しに行った為に人間と怪獣がかかわり、怪獣は退治されちゃったわけで。人間側が動かなければなにも発生しなかったお話。
「自然はこの夕焼けのように常に美しいとは限らないってことを忘れてはならないね」
みたいな会話でシメられていたが、ここでもやはり「怪獣は自然」として扱われている。
ウルトラはこういう話が多いんだけど、特に葛藤も無くサックリ怪獣殺しちゃう。
災害には真っ向から向かい合う。みたいな。
このあたりが逆に、割り切れない感じ、割り切っちゃった感じとして印象に残る。
ウルトラシリーズの怪獣は「神様」的な怪獣と「ただの動物」的な怪獣が入り混じっていると思うのだけど、動物的な怪獣にしろ神様的な怪獣にしろ「人間が何かしたから怒った」みたいな祟り神的な位置づけが多い。
当時の時代背景を考えるべきか、金城哲夫の沖縄的感性によるものか。
ウルトラマンは一斉を風靡した作品だけに画面から見えるもの意外にもいろいろ気になる事がある。
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