コミュニケーション能力の高い奴は仕事が出来ない。(場合がある)
凄く昔の話をすると。
当時、自分が居た小さな部署はコミュニケーション能力が高い人ばかりであった。
相手を気遣い、ウィットに富んだ会話をし、円滑に物事を進める。なにしろコミュニケーション能力に欠ける俺がそこに居ても居心地が悪くならない程だった。すげぇ。
空気を作るのも読むのも絶品の能力者達。
が、はたと気づくと仕事があまり進まないのだった。
凄く昔の話をすると。
当時、自分が居た小さな部署はコミュニケーション能力が高い人ばかりであった。
相手を気遣い、ウィットに富んだ会話をし、円滑に物事を進める。なにしろコミュニケーション能力に欠ける俺がそこに居ても居心地が悪くならない程だった。すげぇ。
空気を作るのも読むのも絶品の能力者達。
が、はたと気づくと仕事があまり進まないのだった。
殆どの仕事を俺ともう2人いたコミュニケーションに難のある人が地味に片づけたり自動化したり闇に葬ったりしていた。なんか俺らばっか仕事してる。
「オカシイな、この人たち能力凄く有るのに」
実は能力がある訳では無かったんですな。
人間の能力は、ゲームのポイント割り振り制に類似すると思う。(いやゲームの方が真似したんだけど。)
初期ボーナスポイントの大小はあれど、攻撃力にポイントを振れば防御が甘くなるし、魔法に振れば体力が無くなる。
金のある奴は夢が無いし、顔のいい奴は根性が無い。
コミュニケーション能力にポイントを割り振ったら、他の何かが欠けている。
それはもうそういうもんだと思う。
だから組織は、いろんなタイプの人間を所属させ、それぞれの得意分野を生かして戦っていく。
コミュニケーション能力は、ドラクエで言えば「バイキルト(攻撃力2倍)」や「ヘナトス(敵攻撃力ダウン)」ではないか。
そいつが居ると円滑に仕事が進む。
しかしぶっちゃけコミュニケーション能力「だけ」では戦えないのだ。(個人は戦える。組織は戦えない。)
例として上げた昔自分が所属していた部署というのは、俺や他に何人か居た「攻撃力にポイント割り振って他がカラッキシ」な奴らの力をバイキルトして部署として成立していたわけ。
また素行不良な俺たちをヘナトスで守ってくれていたわけでもある。
不器用な俺たちは、しかし貴重なダメージリソースだったわけ。
凄い。単品じゃ戦えない俺が、バイキルト&ヘナトス使いのお陰でメシが食えていた。
逆を言えば、バイキルトとヘナトス使いも攻撃バカのお陰で成果を上げる事が出来ていた。
再度。
だから組織は、いろんなタイプの人間を所属させ、それぞれの得意分野を生かして戦っていく。
ここで、もうひとつ。
世の中にはコミュニケーション能力だけで相手を測る人が居る。
(なぜなら他の能力は、測るのが難しいからだ)
それゆえ、コミュニケーション能力にポイントを振っていると成功しやすい。
(あと一定より上になるとコミュニケーションはどうしても必要だしさ)
攻撃力と防御力が屁みたいな内容でも、コミュニケーション能力でバイキルトかければ戦える。
世の中の仕事で必要な攻撃力というのはたかが知れていて、その攻撃力を得るには、攻撃力を鍛えるより、バイキルト鍛えた方がいい。失敗した時の為にヘナトス鍛えた方がいい。
そういう事なんだろう。
コミュニケーション能力が高い人間は、コミュニケーションによって成功体験を得ており、さらに能力を強化し、さらに成功を得てという、成功ループを身につけている。
この成功体験の呪縛は、攻撃力を鍛える意味が無いと断じてしまう場合がある。
ここで、ついに「コミュニケーション能力だけに特化した人」が登場する。
そこまではいい。まだいいんだ。この能力者は本当に役に立つ。居ないと戦えない。
しかし、そういう人だけで組織を作るともう駄目だ。ツラ過ぎる。
コミュニケーション能力に特化した組織は、バイキルトとヘナトスしか使えない人の集まりだ。攻撃力の元が無い。
彼らは面接などに適応しているので、組織には多くいる。上司受けも良くなりやすい。
気がつくと、コミュニケーション能力の高い人間ばかりの職場というのが出来てしまったりする。
だれが、本来の仕事をするんだよ。コミュニケーションはいいから仕事しろよ。
通常の仕事スキルを伸ばそうよ。
こういう会社が社外の開発に地獄を見せることは良くある。
あとね曲者は「」敵攻撃力ダウン」「受け流し」「回避スキル」だ。
チームに振りかかるダメージを軽減するにはいいが、使い方として自分のダメージを他人に流すタイプとはマジやってられない。死ぬ。
コミュニケーション能力が強く生きる職場は多い。
営業とか、専門性の浅いところをさらに専門性の浅い人と切りまわす仕事とか、そういうの。
しかし、これは本当にアレな話だけど。
技術系、芸術系には「コミュニケーションを捨てたから開花した能力」というのがあると思う。
これは言い切るけど。
上手い絵描きはコミュニケーション能力がヤバイの居ますよ。
凄腕プログラマはコミュニケーション能力がモロイの居ますよ。
敏腕企画はコミュニケーション能力がエグイの居ますよ。
でも彼らじゃないと出来ない仕事はありますよ。
みたいな。みたいな。(エコ-)
「初期ボーナスポイントの大小はあれど」って書いてあるのに読めないでドヤ顔する人がいたので、念押しをしておくよ。
「初期ボーナスポイントの大小はあれど」
あと、ポイント割り振りが少なくて済む簡単な例で「出来る奴は何でもできる」とか言うのもわりと、理解足りない感じかと。
「オカシイな、この人たち能力凄く有るのに」
実は能力がある訳では無かったんですな。
人間の能力は、ゲームのポイント割り振り制に類似すると思う。(いやゲームの方が真似したんだけど。)
初期ボーナスポイントの大小はあれど、攻撃力にポイントを振れば防御が甘くなるし、魔法に振れば体力が無くなる。
金のある奴は夢が無いし、顔のいい奴は根性が無い。
コミュニケーション能力にポイントを割り振ったら、他の何かが欠けている。
それはもうそういうもんだと思う。
だから組織は、いろんなタイプの人間を所属させ、それぞれの得意分野を生かして戦っていく。
コミュニケーション能力は、ドラクエで言えば「バイキルト(攻撃力2倍)」や「ヘナトス(敵攻撃力ダウン)」ではないか。
そいつが居ると円滑に仕事が進む。
しかしぶっちゃけコミュニケーション能力「だけ」では戦えないのだ。(個人は戦える。組織は戦えない。)
例として上げた昔自分が所属していた部署というのは、俺や他に何人か居た「攻撃力にポイント割り振って他がカラッキシ」な奴らの力をバイキルトして部署として成立していたわけ。
また素行不良な俺たちをヘナトスで守ってくれていたわけでもある。
不器用な俺たちは、しかし貴重なダメージリソースだったわけ。
凄い。単品じゃ戦えない俺が、バイキルト&ヘナトス使いのお陰でメシが食えていた。
逆を言えば、バイキルトとヘナトス使いも攻撃バカのお陰で成果を上げる事が出来ていた。
再度。
だから組織は、いろんなタイプの人間を所属させ、それぞれの得意分野を生かして戦っていく。
ここで、もうひとつ。
世の中にはコミュニケーション能力だけで相手を測る人が居る。
(なぜなら他の能力は、測るのが難しいからだ)
それゆえ、コミュニケーション能力にポイントを振っていると成功しやすい。
(あと一定より上になるとコミュニケーションはどうしても必要だしさ)
攻撃力と防御力が屁みたいな内容でも、コミュニケーション能力でバイキルトかければ戦える。
世の中の仕事で必要な攻撃力というのはたかが知れていて、その攻撃力を得るには、攻撃力を鍛えるより、バイキルト鍛えた方がいい。失敗した時の為にヘナトス鍛えた方がいい。
そういう事なんだろう。
コミュニケーション能力が高い人間は、コミュニケーションによって成功体験を得ており、さらに能力を強化し、さらに成功を得てという、成功ループを身につけている。
この成功体験の呪縛は、攻撃力を鍛える意味が無いと断じてしまう場合がある。
ここで、ついに「コミュニケーション能力だけに特化した人」が登場する。
そこまではいい。まだいいんだ。この能力者は本当に役に立つ。居ないと戦えない。
しかし、そういう人だけで組織を作るともう駄目だ。ツラ過ぎる。
コミュニケーション能力に特化した組織は、バイキルトとヘナトスしか使えない人の集まりだ。攻撃力の元が無い。
彼らは面接などに適応しているので、組織には多くいる。上司受けも良くなりやすい。
気がつくと、コミュニケーション能力の高い人間ばかりの職場というのが出来てしまったりする。
だれが、本来の仕事をするんだよ。コミュニケーションはいいから仕事しろよ。
通常の仕事スキルを伸ばそうよ。
こういう会社が社外の開発に地獄を見せることは良くある。
あとね曲者は「」敵攻撃力ダウン」「受け流し」「回避スキル」だ。
チームに振りかかるダメージを軽減するにはいいが、使い方として自分のダメージを他人に流すタイプとはマジやってられない。死ぬ。
コミュニケーション能力が強く生きる職場は多い。
営業とか、専門性の浅いところをさらに専門性の浅い人と切りまわす仕事とか、そういうの。
しかし、これは本当にアレな話だけど。
技術系、芸術系には「コミュニケーションを捨てたから開花した能力」というのがあると思う。
これは言い切るけど。
上手い絵描きはコミュニケーション能力がヤバイの居ますよ。
凄腕プログラマはコミュニケーション能力がモロイの居ますよ。
敏腕企画はコミュニケーション能力がエグイの居ますよ。
でも彼らじゃないと出来ない仕事はありますよ。
みたいな。みたいな。(エコ-)
「初期ボーナスポイントの大小はあれど」って書いてあるのに読めないでドヤ顔する人がいたので、念押しをしておくよ。
「初期ボーナスポイントの大小はあれど」
あと、ポイント割り振りが少なくて済む簡単な例で「出来る奴は何でもできる」とか言うのもわりと、理解足りない感じかと。
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2012/07/08(日) 19:26:39 | 障害報告@webry
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