ある上場済みのWeb出版社「原稿は載せたいのでお願いしたいけど、原稿料は予算がないので払えません」
http://togetter.com/li/7425#favorite
というエントリ(togetter)を読んだ。
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というエントリ(togetter)を読んだ。
A・文筆素人だけど、記事対象に詳しい人
B・文筆プロだけど、記事対象に詳しくない人
どちらの文章を読みたいかといえば、人それぞれだと思う。
現在、Aにあたる人(オイラもそうだ)が、仕事の片手間で文章書いちゃうから、文章はタダでくれよ。みたいな話が、出版サイドから出るのだろう。本業ライターは副業片手間と代替可能だという理屈。
しかし、そういうことを言い出すと、出版も既に代替可能ではないか。リンクサイト、日替わりニュースサイトってのはそういう役割を既に果たしてしまっている。
執筆、編集、出版、それぞれの仕事があるけれど、読者が何を求めているかというと「面白いネタ」と「正しい知識」だと思っていた。
んで、最近の、間違った情報の連鎖的伝播を見るに、「正しくなくてもいいから面白いネタ」の需要が多くて、これじゃもう、まともな校正やらウラ取りやらやってるのがバカらしくなる。
webサイト回るだけが取材とウラ取りとなってるwebメディアって今、大量にないか?
これは、自分たちの首を強く絞めている状況だと感じる。
マスメディアが広告によって成り立つ以上、その内容の質の低下は避けられない。webもアドセンスやらアフィリエイトやらが主体であれば、易く低俗に流れてページビューを稼ぐようになるだろう。
それはもう発生している。
大枠書いちゃったので、あとは関係ない隣接話として。
Aとして売り出してる人で、明らかに記事対象に詳しくない人というのは居て。
オイラも仕事上ゲーム系の記事は読むけど、どうにもピントズレてるなぁと思って確認すると、ああ、この人か。ってのが何人か居る。この場合AでもBでも無いので本当に質が低い。
これは困る。間違った知識が世の中に蔓延していくのでカンベンして欲しい。
Aの人はAであるゆえの魅力が必要だし、Bの人はBの人しか持ち得ないプロとしての能力が必要だと思う。
オイラがテキスト仕事をする場合、Aの立場で仕事をするわけだけど、コレが本当に、後で読み返して自分の文章の酷さに愕然とする。
文章って、書くときには脳内に整理がなされているので、どんな悪文でも自分にだけは読みやすい。その脳の酩酊状態が冷めないと本来の文章の価値がわからない。後でこそこそと文章の流れや勢いを調整できる自サイトと違って寄稿しちゃうとにっちもさっちも行かない恥ずかしさがある。
これも本当にヒドイ。読んでくださった人ゴメンナサイ。
さらに関係ないようなあるような話として。
とにもかくにも、予算が無いから、削れるところから削っていく、というのは回りまわって必ず自分のクビを締める。
締めるんだけど、これ自体はどうしようもない。誰だって生きるのに精一杯。
頼むから、余裕のある奴は金使え。それは絶対回りまわって自分を幸せにすると思うわ。
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