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映画 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ 感想2 (ネタバレ)


前にただひたすら褒めてるようなネタバレなし感想を描いたので。
これ

 こちらは、もう観た、ネタバレしてもいい人向けの感想。
 映画の感想というよりガンダムシーンに対する個人の感想。

 キーワードは
 「死に水を取るガンダム」


他、散文的にパラパラと感想を。

 以後ネタバレバリバリでいくので、未視聴の人は回れ右で。

映画 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ 感想
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 ハサウェイを見てきたのだが、すごすぎてひっくり返った。

 ネタバレしない程度に書くが。

 これはもう、ロボだのメカだのアニメだのを語る上で見てないのはモグリ、というような完成度。
 お話云々はおいておくが、とにかく画と演出がハンパない。

 アクションでは、スラスターによる振動や爆発の表現がクソ丁寧なので、低音がよく聞こえる映画館で1回目を見ておくべきだと思う。
 ドラマでは、人物の不安定さ立ち位置の微妙さを丁寧に書いていく。
 常に画面が緊張感を持っている。
 最初から最後までぶっ通し。

 こんなものが作れるのかよ。というレベル;
 CGの使い方も的確で嫌味がない。手描きの凄さと、それを支えるデジタル技術、非常にバランスが良い。
 「ガンダムで映画を作る」というのなら、ここまでやらなくていいでしょう、というところを目指して作っていて、それに成功している。
 1stガンダムが跳ね上げた「ロボットアニメリアリティ」を、もう一弾跳ね上げる凄まじい小技の数々。

 マンガ的でしかないドダイ(サブフライトシステム)とかもそれっぽく見せる。
 テロが多発し連邦軍が軍事警戒レベルを上げていくというのを、サブフライトシステムにのったMSがゆっくり周回しているという、地味で丁寧な絵で積み重ねていく。

 1stが初めて見せた「モビルスーツ戦闘下で市民に被害が出る」という演出はF91で「更に丁寧なもの」として再現されたが。
ハサウェイは現時点の技術力で最高の完成度、志の高さと、そこへの到達という、高い打点をマークした。そこまで届くと思っていなかった。(まさかそこまで高い所を狙って映画作ってるとは思わなんだ)

 これでキットが売れるかというと多分売れない。キットプロモーションとしてはほぼ成立してない。
 リアルにすることによってMSはもう舞台装置となっている。キャラとしてのわかりやすさは無い。

 しかし、逆シャア、F91での、ガンプラブームもう一度!的な仕掛け、ポケ戦や0083、08小隊のような商品展開ゴリゴリのし掛けにしていない。
 ガンダム2機は大活躍してるが、何をしているのかよくわからないような演出である。
 メッサーもクソカッコイイが、一般人から見たら何が起こってるかわからないのが普通よね、という見せ方だ。

 にもかかわらず破格の満足度。

 最近は、キットは転売屋がブイブイいわせすぎているので売れ行きはよくわからんが。
 今回は1映画に4~6コぐらいのキットだし大型キットも出ないので(1/144でもデカイしな)、キット売上メインとして作ってない(映像作品として作っている)感じがとてもする。
 俺はプレバンでメッサーが買えたので即ポチったのだが。

 このあたりのキットと映画の距離感は、漏れ伝わる逆シャアのころの映画会員会と富野のモメかたなどと随分印象が違う。

 さて話を絵作りに戻すが。
 実写と違ってアニメは、絵作りした部分しか画面に出てこないので、全てが計算ずくで全てが記号なわけだが。
 よくぞここまで綿密な絵を作り続けたなぁという。
 実写でみるよりこれはその画のもつ力がが強く出る。

 これは、繰り返しみたいので映像ソフトが欲しくなるわ。スゴイわー。

 監督の村瀬修功氏は、ガンダムWや、ガサラキのキャラデザ、虐殺器官の監督の人、という印象だったのだが。

 これほどまで、キッチリ画をコントロールするひととは思わなんだ。いやいやスゴイわー。

 これポスターで損してるんじゃねぇの;;

 ガンダムやアニメ語りしたことある人はとりあえず見ないわけには行かないんじゃないの。

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